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品質と矜持と実益

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FROM:飯田雅章

篠崎本社より

先々週の土曜日、消費科学セミナーに行ってきた。

4時間半にも及ぶものだったが、実に役に立ったと思う。


今日はその中の、品質表示に関して改めて考えたことを書きたい。

品質表示に関しては、改正当初のセミナーに行ったり、都度都度いろんな資料で調べたりしたが、TESとしてお客様のために品質表示を作成するればするほど、矛盾を感じたり一貫性のない表示になったりと、暗中模索に陥ることもなくもなかったから、今回のセミナーで溜飲が下がる思いがした。

そんな中でも、一つだけ未解決というか、検証が必要なのが、レーヨン素材の収縮に関しては洗い上がりに個体差が出ることが予想されるので、家庭洗濯が出来る、と言いきれないところだ。

言いきれないというのは、断言してしまって何かあったら怖いからに他ならない。

現実のところ、レーヨンも再生繊維ではあるがセルロース系繊維として綿や麻と同じグループに区別されているし、日常的な衣服にも使われているから、当然家庭洗濯が出きるグループに入れるべきだと思われるが、混紡素材が収縮して斜行を起こした物などを過去に見ているものだから思い切りが悪く、つい商業クリーニングに出すように表示してしまう。

いけない。
これでは、JIS L 0001の基本理念に反している。

自分の経験が、たまたま収縮のリスクを無視したレーヨン混商品だったのかどうかは、今後実際の商品で試験的に家庭洗濯をしてみて、できるだけたくさんの、それからできるだけ広範囲の価格帯の、
洗い上がりを検証していきたいと思う。

少なくとも、今のところ家庭洗濯ができると表示するとしたら、手洗いや非常に弱い洗い方を表示してしまうだろう。

表示に関する規定は、あくまで性善説に基づいている。

収縮率検査に合格したものが、市場に出回っているはず、というのが大前提だ。

いいレーヨンはそんなことはない、とブランドの矜持が良識を作り上げるのか、それとも価格帯だけで勝負をする、いったん売ってしまえばこっちのもの、という商品寿命やクレームなど二の次商法が猜疑心を積もらせるのか、作り手によってもさまざまに分岐する。

いたちごっこにならなきゃいいのだが・・・


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Posted byPIJ-INC