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価格の醸成

PIJ-INC

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FROM:飯田雅章
篠崎本社より

先週から、ダブルフェイスの丈詰めの作業が続いている。

ダブルフェイスといえば、針でチクチク表と裏を接ぎ合せていく気が遠くなるような作業で、現在の日本国内でこの作業を請け負って採算ベースに乗せることが出きる工場はないだろうと思われる。

人件費が他国でないと合わないからだ。

合わない合わないというが、合わない理由は上代設定を低くするからであって、国内で技術の継承をしつつ、次世代の育成を工場が担わない選択をしなきゃならない低工賃にするほど、上代を安くしなきゃいけないのだろうか?

新興国の低賃金に依存したことで、展開できているような商品ゾーンを展開して、仮にそれがヒットしたとして、その商品の本当の価値は伝わるだろうか?

この技術を施した商品ゾーンは、どこを探しても15万円以下では絶対に買うことが出きない、といった業界通念上の価格帯を醸成できないだろうか?

むしろ海外生産では、このゾーンは任せられない、価値観を低廉化してしまう、と言って国産価値を高められないだろうか?

ダブルフェイスの希少価値が市場に伝わらなければ、単なる価格帯での比較のみで大切に取り扱う気持ち自体が失われ、さらなる価格競争に巻き込まれる。

なにより、業界が声高に唱っているサスティナブルな循環型社会には逆行しているように見える。


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Posted byPIJ-INC