堅牢度改善率7勝3敗

PIJ-INC

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FROM:飯田雅章
篠崎本社より

シルクの色止めの依頼が来た。

シルクは強い染色が出来ない代表的な素材だ。

タンパク質が主成分なので強い熱も掛けられない上に極細の長繊維はデリケートだ。

だから、色の定着が悪いので、湿摩擦堅牢度が低い。

当たり前の話のようだが、だからこそ奥が深いのがシルクの特徴と言える。

上記の様な理由から、洗いきって余剰染料を落としてしまうということが出きないのでポリアミン系薬剤で表面に被膜を付与する方法を取る。

ただこうした処理は、二次的な弊害を引き起こすこともある。

合格だったはずの耐光堅牢度が下がってしまうのだ。

これでご要望の湿摩擦堅牢度も改善していなかった時にはお客様は怒りだす。

色止めに出したのになんで余計に悪くなるのかと。

油膜が表面を覆っているのだから当たり前なのだけれど。

染色堅牢度の改善をしていればこんな事は日常茶飯。

もう一度、改善の機会を頂いても次はまた他の堅牢度が下がるかもしれない。

そんなこんなで私の堅牢度改善率は、70%と言ったところだ。

7勝3敗なら聞こえはいいが、

シルクとレーヨンと顔料プリントで30%の負けになる。

残念””



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Posted byPIJ-INC