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アンコールの方程式

2017
09
FROM:飯田雅章
篠崎本社より

同業他社の情報によると今週の5日まではバタバタでそこを過ぎたらパタッと潮が引くように仕事が薄くなったという。

今始まったことじゃない。

昔からよく聞くことだ。

ただ、その傾向は年々顕著になっていく。

最終の工程にあたるプレス業務だけを手掛けているとその感じ方は尚の事で、こんな事では先行き不安だ、という気持ちが募るばかりだ。

ましていわんや、稼業のあとを継がせようとせがれを迎え入れた創業社長なら言わずもがなだ。

一つの業務というのは、生産工程の中で一度しか出番がない。

例えれば、一つの演目で毎月移動する地方巡業にプレスという一つの役者として演技する、ということの繰り返しでひとシーズンが過ぎてゆく。

忙しいようで、その巡業は一年中やっているわけではない。

だから、公演が千秋楽を迎えるともうお役御免だ。

どんなに、素晴らしい役を演じてもだ。

劇団四季は、年間通していろんなところでたくさんの演目が公演されている。

そして、ある演目で主役を張っていた役者が違う演目では準主役を務めたり、じみーな被り物の役を演じたりするし、これから広めていこうとする新作に抜擢されて携わっていたりする。

だから、その役者の年間スケジュールには空きがない。

要は、万能な役者なのである。

こうした事を主張すると、必ず帰ってくる言葉がある。

何でもできるは、何にも秀でていない証!と。

本当にそうだろうか?

何かに特化してそれを突き詰めるのが会社の強みになる事はわかる。

ニッチ産業を狙うにはいいだろう。

USP(独自の売り)という言葉もよく理解している。

だが我々は、習熟した繊維産業の中でチームで仕事をしている。

はやりのベンチャー企業ではない。

チームの力を発揮して多岐にわたり売れないものを売れるようにすることでお客様の利益率の向上に貢献する事を目標としている。(この事自体は立派な会社の強味だと自負しているが)

だから、単一業務で留まるわけにはいかない。

プレスでは、不良品率の改善に携われないのだから。

ビジネスに於いて1という数字は危険だ。

これでしくじれば終わりだし、2にするには、あと100%頑張らなきゃならない。

プレスで200%のパフォーマンスが出来るわけがない。

それよりも万能役者の育成だ!

たくさんの配役が同時に動き出すようにプロデュースして、演じた経験をもとにそれぞれが10~20%ずつスキルアップしていく方がいい。

仮に3人の役者が頑張ったにもかかわらず10%しかスキルアップしなかった、そしてあと2人の役者は好調で20%ずつスキルアップした、時のパフォーマンスがどれだけのものか想像がつくだろうか?

1.10%×1.10%×1.10%×1.20%×1.20%=1.91664%

約200%の出来に文句を言う観客がいるだろうか?

それどころか、鳴り止まない拍手が聞こえてきそうだ。

入れ代わり立ち代わり役者が変わり演目が変われば、パフォーマンスに期待をするお客様は公演時間が延長になっても留まってくれる。

つまり、納期を延長してくれる上に対価も支払ってもらえるのである。

売り場もメーカーも我々もすべてよし。

まさに、三方よしである。

そしてその後も、途切れることなくPIJ劇場に足を運んでくれるだろう。












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